俺様上司は溺愛体質!?
おばあちゃんがガーター現役と聞いて、そんな世界があるのかと目が開く思いである。
(欲しいなぁ……これ。でも売ってないんだよねぇ……って、売ってない?)
ハッとして顔を上げると、真屋時臣と目があった。
何かに気づいたちとせを見て、得心したように微笑む。
「真屋さん、つくる気なんですね!?」
「えっ、そうなの?」
潤が驚いたように背後の真屋時臣を振り返る。
「ああ、そうだ。かつてうちがつくっていた、Plume de la fée……『妖精の羽根』と名付けられたシームの入ったストッキングを復活させるのが第一目標だ」
「やっぱり!」