俺様上司は溺愛体質!?
(ほんと膝枕だ……。なんでこうなったの……いや、酔っ払ったあげくの犯行だろうけど……うう……もう自分が全く信用できなくなった……。)
「……重ね重ね……ごめんなさい……」
よいしょと上半身を起こそうとすると、真屋時臣の腕がちとせの背中に回る。
軽々と上半身を引き寄せられて真屋時臣の端正な顔が近づいた。
「まや、さ……ん?」
(いくらなんでも近づきすぎじゃありませんか……?)
息をすれば吐息が触れそうで、胸がいっぱいになる。