小話置き場
「好きです。先輩のこと、ほんと、すごい好きです。ずーっと好きです!」
「うん。わかってる、ありがとう。素直に好きって言えない君も可愛いけど、たまには言ってくれると嬉しい」
「言います。毎日言います!」
「あ。言ったね?今」
へ、と私が間抜けな声を出したと同時に、先輩が私を見てにやっと笑った。
「じゃあ、これからはちゃんと毎日言ってね」
「………!」
一気に顔に熱が集まる。待って!それは私にはハイレベルすぎる約束じゃないか!?
てゆーかさっきまでのちょっとしゅんとした先輩はどこに行ったんだよ!調子戻るの早くない!?
「ええっと、それは……」
「言わなかったら僕からキス」
えっ……。そ、それはむしろご褒美ではなかろうか?
天邪鬼で変態の私が顔を出した。ちょっとときめいていたのが表情に出ていたのか、先輩が呆れた顔で私を見た。
「……言っとくけど、容赦しないからね」
「え………ん、んん」
後頭部と腰に手を回されて、なんかものすごく深いキスをされる。
しかも長い、なにこれクラクラする!