ヴァイオレット
「雅人さんって大学生なんですね」
初めて話した2日後、私はまた駅前のベンチ前に来ていた。
「うん。2駅先のK大に通ってる」
「K大って、すごく頭のいいところじゃないですか!」
「そんなことないよ。最近音楽にかけすぎて、勉強が厳かになってるんだよね」
雅人さんは20歳の大学2年生。
大学では軽音楽部に入っていてピアノを担当していたが、もともと歌が歌いたかったので、部活をやめて3ヶ月前から路上ライブをしているらしい。
私が音楽の話題をふれば、とても熱く語ってくれた。
音楽の話をしているときが、一番楽しそうな顔をする。
本当に音楽が好きなんだなと、私は雅人さんの笑顔を見ながら思っていた。
初めて話した2日後、私はまた駅前のベンチ前に来ていた。
「うん。2駅先のK大に通ってる」
「K大って、すごく頭のいいところじゃないですか!」
「そんなことないよ。最近音楽にかけすぎて、勉強が厳かになってるんだよね」
雅人さんは20歳の大学2年生。
大学では軽音楽部に入っていてピアノを担当していたが、もともと歌が歌いたかったので、部活をやめて3ヶ月前から路上ライブをしているらしい。
私が音楽の話題をふれば、とても熱く語ってくれた。
音楽の話をしているときが、一番楽しそうな顔をする。
本当に音楽が好きなんだなと、私は雅人さんの笑顔を見ながら思っていた。