甘く苦い、毒牙に蝕まれて





「……あっそ」


「あっ……」



それだけ言い残して、真守くんは走って行ってしまった。

私は追いかける事もできず。


その場に1人残されて。


ただ、呆然と立ち尽くす事しかできなかった。





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