正義の味方に愛された魔女3
母さんに電話したら、二人ともすぐに連れて来て!と。
はい、ただ今参ります。そのつもりですよ。
この男はまだ二十歳かそこらだろうな……。
毎日ここら辺をブラブラして部屋でネット三昧…か。
ゲームにアニメにアイドルグループの動画、あぁそれ違法ダウンロードだし。
匿名掲示板サイト……あーぁ、やっちゃってるねぇ。
悪口カキコミしてても仕方ないだろうよ…。
何だよコイツ。
「お前さ、色々やらかした自覚、ある?」
「………な、何が?」
《なに言っちゃってんの?この人。
この子と僕の邪魔、してる自覚、ある?》
はぁ……平気で寝ぼけたこと考えられるほど病んでるんだ。
「何だろうな……じゃあ、自分の毎日って、それでいい感じ?」
「………どうでも、いい感じ……」
ふぅん……。
まぁ、俺もこんな奴どうでもいい感じだけどね、
たださ、手を出した女の子が魔女と悪魔のお気に入りの天使だよ?
相手が悪かったね、魔女の旦那さんは警察の人だよ?
さて、眠気も醒める魔女の館へ御招待しましょうねー。