正義の味方に愛された魔女3
「そうなんですねー。
荒川さんはやっぱり正義の味方ですね。
隼人さんは、文字通り表裏のない人なら好きになれるんでしょうね。
でも、そうそういませんよね」
「そうそういないけど、一人見付けたんだ。
でもね、アラサーエロ兄貴だから、その子は俺にはもったいないだろうなぁ。
妹みたいな感じだったんだ、今まで」
「あわわ……ごめんなさい、エロ兄貴な隼人さんなんて見たことないですけど。ね。
妹みたいな……。
立場的に私みたいな女の子ですか?」
「………沙耶ちゃんだよ。
母さんも天使だって。魔女のお墨付き。
それからね…健全な28歳男子はみんなエロいよ?
だから、沙耶ちゃんが俺を想ってくれても、応えてあげられなくて傷付けてしまうかもってことさ」
「確かに妹のようにしか思われてないだろうなとは思ってました。
視えて解ってるから優しくしてくれてるんだと…。
私の想いを図々しく押し付けて、応えて貰おうとは思いませんよ?
でも、私が隼人さんに私の心の奥の奥まで全部さらして、嫌なところが気にならなければ、
もしかしたら好きになってもらえますか?」
「うん、そう言うことだけど、お互いに難しいんじゃないかな?」
「やったことがないのでわかりませんけど、
視られて恥ずかしいことはあっても困る事はありません。
荒川さんを見習おうと思います!
荒川さんの半分くらいの年数分しか無いし……。
あと、もし、もしですけど、妹みたいな私でよければ、ですけど……。
隼人さんを信頼して理解すれば、隼人さんが今までしてきた様な苦しい恋愛じゃなくなるかも知れない……じゃないですか?」
《大それた事を言っちゃった……でも今しか無いし。
図々しすぎて嫌われちゃうかもね……でも頑張った、私。
もう、ダメ……泣く……ごめんなさい》
なんなんだこの天使は……。
そして、こんなに可愛いことを言う子に即答できない俺って、なんなんだ。
今までは、こうなると断れなかったよな。
でも沙耶ちゃんには、しっかり話をしてからじゃないと即答は出来ない。
大事な子だから。大切だから。
可愛くて、愛しく思えて、
思わず俺はぽろぽろ涙を流す沙耶ちゃんを抱きしめていた……。
荒川さんはやっぱり正義の味方ですね。
隼人さんは、文字通り表裏のない人なら好きになれるんでしょうね。
でも、そうそういませんよね」
「そうそういないけど、一人見付けたんだ。
でもね、アラサーエロ兄貴だから、その子は俺にはもったいないだろうなぁ。
妹みたいな感じだったんだ、今まで」
「あわわ……ごめんなさい、エロ兄貴な隼人さんなんて見たことないですけど。ね。
妹みたいな……。
立場的に私みたいな女の子ですか?」
「………沙耶ちゃんだよ。
母さんも天使だって。魔女のお墨付き。
それからね…健全な28歳男子はみんなエロいよ?
だから、沙耶ちゃんが俺を想ってくれても、応えてあげられなくて傷付けてしまうかもってことさ」
「確かに妹のようにしか思われてないだろうなとは思ってました。
視えて解ってるから優しくしてくれてるんだと…。
私の想いを図々しく押し付けて、応えて貰おうとは思いませんよ?
でも、私が隼人さんに私の心の奥の奥まで全部さらして、嫌なところが気にならなければ、
もしかしたら好きになってもらえますか?」
「うん、そう言うことだけど、お互いに難しいんじゃないかな?」
「やったことがないのでわかりませんけど、
視られて恥ずかしいことはあっても困る事はありません。
荒川さんを見習おうと思います!
荒川さんの半分くらいの年数分しか無いし……。
あと、もし、もしですけど、妹みたいな私でよければ、ですけど……。
隼人さんを信頼して理解すれば、隼人さんが今までしてきた様な苦しい恋愛じゃなくなるかも知れない……じゃないですか?」
《大それた事を言っちゃった……でも今しか無いし。
図々しすぎて嫌われちゃうかもね……でも頑張った、私。
もう、ダメ……泣く……ごめんなさい》
なんなんだこの天使は……。
そして、こんなに可愛いことを言う子に即答できない俺って、なんなんだ。
今までは、こうなると断れなかったよな。
でも沙耶ちゃんには、しっかり話をしてからじゃないと即答は出来ない。
大事な子だから。大切だから。
可愛くて、愛しく思えて、
思わず俺はぽろぽろ涙を流す沙耶ちゃんを抱きしめていた……。