正義の味方に愛された魔女3
「百合さん百合さん百合さん百合さーん!」
あれ?…いつかどこかで…デジャブ?
「はい、私が百合さんです……って、どうしたの沙耶ちゃん」
自分で言ってる、これもデジャブ…。
「あの、どうして、どうして私が撮影されるんです?」
「うん、悪魔な隼人に『本気の恋愛』のチャンスをくれた沙耶ちゃんに、私からサプライズプレゼント。
カップル写真だよ。『お付き合い初期編』ってことで。
隼人と一緒に撮ってもらってフォトアルバムを作ってあげようかな?って…。沙耶ちゃん一人のショットも何枚かね」
「そんなぁー!恥ずかしくてそんなの無理ですよー」
「大丈夫、大丈夫。隼人にくっついて幸せそうに笑ってればいいからね?
恥ずかしい表情が思い出になるんだから、さ」
「沙耶ちゃん、あきらめて作ってもらおう?
ほら、こっちおいで…」
《隼人さんと?カップル写真?くっついて幸せそうに笑う?あ…あのそれはくっつきすぎじゃ……》
カシャッ……。
カメラマンさんグッジョブです。
緊張して恥ずかしそうに一生懸命笑顔を見せる沙耶ちゃんを、
穏やかに優しく微笑みながら抱き寄せる隼人…。
それから何枚か、場所を変えながら撮したけれど、
私はその一番最初の一枚が
一番素敵だと思った……。
あれ?…いつかどこかで…デジャブ?
「はい、私が百合さんです……って、どうしたの沙耶ちゃん」
自分で言ってる、これもデジャブ…。
「あの、どうして、どうして私が撮影されるんです?」
「うん、悪魔な隼人に『本気の恋愛』のチャンスをくれた沙耶ちゃんに、私からサプライズプレゼント。
カップル写真だよ。『お付き合い初期編』ってことで。
隼人と一緒に撮ってもらってフォトアルバムを作ってあげようかな?って…。沙耶ちゃん一人のショットも何枚かね」
「そんなぁー!恥ずかしくてそんなの無理ですよー」
「大丈夫、大丈夫。隼人にくっついて幸せそうに笑ってればいいからね?
恥ずかしい表情が思い出になるんだから、さ」
「沙耶ちゃん、あきらめて作ってもらおう?
ほら、こっちおいで…」
《隼人さんと?カップル写真?くっついて幸せそうに笑う?あ…あのそれはくっつきすぎじゃ……》
カシャッ……。
カメラマンさんグッジョブです。
緊張して恥ずかしそうに一生懸命笑顔を見せる沙耶ちゃんを、
穏やかに優しく微笑みながら抱き寄せる隼人…。
それから何枚か、場所を変えながら撮したけれど、
私はその一番最初の一枚が
一番素敵だと思った……。