正義の味方に愛された魔女3
7 ベストパートナー
撮影してもらった写真は、綺麗なフォトアルバムに仕上がった。
隼人たちの初々しいカップル写真は、微笑ましくて見ているこちらも笑みがこぼれる。
沙耶ちゃんに渡すときに、
『店のディスプレイに使えそう。何枚かバラで注文しようかな?』っと言うと、
『使えませんよ、恥ずかしいからやめてください』と全力で断られてしまった。
誕生石で作ったアクセの所に飾ったら、彼女へのプレゼントに最適!ってなるかも知れないのになぁ…。
やっぱりダメか。
龍二が私一人で撮ったのをリビングに飾りたがるので、断固拒否した…。
やっぱりダメよ。
「そう言えば碓井さんが、あの後ちゃんと行って来て大丈夫だったと百合に伝えてくれってさ」
差し入れをした時に視た怪我は、大したこと無かったんだね。良かった良かった。
若い頃と違って、骨折したら治るのに時間がかかるんだよね…。
「そう……良かった。うん、大丈夫ならいいの」
《おっ?隠し事か?夫婦の危機だな。あれな、打撲だったらしい》
「……だって『ボスには言わないで』って頼まれたし。あの時は龍二に余計な心配かけるのが嫌だったのよ碓井さん。
後で報告したならいいじゃない。
それより、写メを見せびらかした事が原因で夫婦の危機に陥りそうだよ?
出来上がった写真は誰にも見せないって言ってたのに…」
「…い…いや、出来上がった記念写真は見せないさ。
写メ…スマホの画面を見せただけだ。
だって、あんだけ綺麗なら自慢したくもなるだろう。
みんな綺麗だって言ってたぞ?」
「そりゃ、見せられれば誉めないわけにはいかないでしょ」
あ、ちょっと龍二なにやってるのよ。
プリントしたスマホの画像をフレームに入れてベッドサイドに飾るところだよ…。
「これか?……やっぱりこっちだな、うん」
「そんなところに飾らないでよ、眠れないでしょ?」
「リビングにプロのポートレートじゃ恥ずかしいなら、
寝室に俺の愛情で撮った画像のプリントならいいだろ?
俺はさらに安眠できそうだけど。
目が覚めた時に百合が先に起きて向こうに行ってても、この笑顔が目に入る。
素晴らしい一日の始まりじゃないか?」
「……もう…龍二……気持ちは嬉しいよ。
でもこれだけにしておいてね?」
「わかったよ……なぁ、これ、いいだろ?」
隼人たちの初々しいカップル写真は、微笑ましくて見ているこちらも笑みがこぼれる。
沙耶ちゃんに渡すときに、
『店のディスプレイに使えそう。何枚かバラで注文しようかな?』っと言うと、
『使えませんよ、恥ずかしいからやめてください』と全力で断られてしまった。
誕生石で作ったアクセの所に飾ったら、彼女へのプレゼントに最適!ってなるかも知れないのになぁ…。
やっぱりダメか。
龍二が私一人で撮ったのをリビングに飾りたがるので、断固拒否した…。
やっぱりダメよ。
「そう言えば碓井さんが、あの後ちゃんと行って来て大丈夫だったと百合に伝えてくれってさ」
差し入れをした時に視た怪我は、大したこと無かったんだね。良かった良かった。
若い頃と違って、骨折したら治るのに時間がかかるんだよね…。
「そう……良かった。うん、大丈夫ならいいの」
《おっ?隠し事か?夫婦の危機だな。あれな、打撲だったらしい》
「……だって『ボスには言わないで』って頼まれたし。あの時は龍二に余計な心配かけるのが嫌だったのよ碓井さん。
後で報告したならいいじゃない。
それより、写メを見せびらかした事が原因で夫婦の危機に陥りそうだよ?
出来上がった写真は誰にも見せないって言ってたのに…」
「…い…いや、出来上がった記念写真は見せないさ。
写メ…スマホの画面を見せただけだ。
だって、あんだけ綺麗なら自慢したくもなるだろう。
みんな綺麗だって言ってたぞ?」
「そりゃ、見せられれば誉めないわけにはいかないでしょ」
あ、ちょっと龍二なにやってるのよ。
プリントしたスマホの画像をフレームに入れてベッドサイドに飾るところだよ…。
「これか?……やっぱりこっちだな、うん」
「そんなところに飾らないでよ、眠れないでしょ?」
「リビングにプロのポートレートじゃ恥ずかしいなら、
寝室に俺の愛情で撮った画像のプリントならいいだろ?
俺はさらに安眠できそうだけど。
目が覚めた時に百合が先に起きて向こうに行ってても、この笑顔が目に入る。
素晴らしい一日の始まりじゃないか?」
「……もう…龍二……気持ちは嬉しいよ。
でもこれだけにしておいてね?」
「わかったよ……なぁ、これ、いいだろ?」