好きって伝えさせて
9章 ハッピーエンド
…さて、困ったのはこの状況。
鈴菜はまだ泣いている。
どうすれば…
「…せんぱぁい…」
「ん?」
「嘘じゃ、ないですよね?」
「僕、嘘つきに見える?」
「見えません!」
そういって、元気よくあげた顔には満面の笑み。
僕もつられて笑顔になる。
「先輩、私、先輩のわかってませんでしたね。」
「僕のanswer?」
「はい、先輩のanswerです!」
そういって笑いあう。