生きたい。



……………ん………。


目を覚ますと、真っ白なカーテンと天井。

私はまた保健室にいた。


「あ、美波!」


「お母さん…。パートは?」


目を覚ますとお母さんがベッドの横に座っていた。


「早退したわ。

美波、昨日も倒れたんだって?

なんで言わないの。」


「ごめんなさい…。

心配かけたくなかったし…

ただの疲れだから大丈夫だよ。」


「でも、念のため病院へ行きましょう?」


「もう大袈裟!大丈夫だよ!」


「でも……………」


「気にしすぎ!

私は大丈夫だから!元気じゃん!」


「……………そう?」


「うん!

それに仕事いっていいよ?

私本当に平気だし。

まだ授業受けるよ。

給食も食べたいし。」


「……………わかったわ。

だけど今日は部活は休みなさい?」


「はーい。」


「じゃあお母さんは帰るわね。」


「うん!来てくれてありがと。」


「親だもの。当然だよ。

じゃーね。なにかあったらちゃんというのよ?」


「はーい。」



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