生きたい。




翌日ー


私は起きて制服に着替えた。



「おはよ。」


「美波…学校へいくの?」


私の姿を見てお母さんが言った。


「ごめん、今だけ……………。

あと1週間で春休みに入るから

そしたら私、おとなしくするから…。


今だけは、お願い。」



「……………いっておいで。」


私の懇願する姿にお父さんが言った。



「その代わり、アメリカにいって、

ちゃんと治してきなさい。


それが条件だ。」



「……………うん。

ありがとう。お金も大変なのに…。」



「そんなことは気にするな。

美波は自分のことだけを考えなさい。」


お父さん……………ありがとう。

私、今日を大切に生きてきます。



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