生きたい。



「失礼します。」


まずは部活の顧問から…。


「先生、お早うございます。」


「おう、神林。どうした?」


「ちょっとお話があります。

時間いいですか?」


「おう。」


「あの…ここだとちょっと…。」


「なんだよ、告白ー?」


「違います。」


私ははっきり答えた。


「冗談だよ、冗談。

じゃあ指導室行こう。」


私は顧問と指導室へ入った。



「実は、部活やめようと思います。」


「は?

え、まじでいってる?」


「はい。

私ずっと体調悪くて

昨日病院で詳しく調べてもらったんです。


それで、運動は禁止になったんです。

今は治療に専念したいので…。」


「病気?」


「はい。

あと、このことは絶対に誰にも言わないでください。

お願いします。」


「わかった。

しっかり治して戻ってこい。」


「はい。ありがとうございます。」


そして私は教室に向かった。



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