生きたい。



そして私たちはいつも通りご飯を食べ

いつも通り部屋へ行く。


こんな当たり前の生活とも

しばらくお別れだね。


どうしよう、泣きそうだよ。


「美波、どうした?」


「え?」


「暗いじゃん。」


「あ、ううん。

明日から湊としばらく会えないから

寂しかったの!」


「なんだよ。

なら行くなよな。」


「はは、ほんとだよね。」


「帰ってきたら教えろよ?」


「もちろん!すぐに颯のとこにいって

湊に連絡してもらうから!」


私がそういうと、湊は笑った。


「颯が先かよ。まぁいいけど。」


「……………ねぇ、湊。

キスして?」


「珍しいな?」


湊はそういうと私にキスをした。


湊はあまりキスとかしないから

ちょっと久しぶりなんだ。


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