生きたい。




私はすぐに落ち着き、薬で眠らされた。




そして目が覚めたら

私のとなりに由茉はいなかったんだー



「由茉…どこ…。」


この部屋は…?



「あ、美波起きた?おはよ。」


「由茉…この部屋は?」


「……………GCU。」


「集中治療室、か…。

でも由茉はなんでここに…?」


ここって面会できたんだっけ…。


「だって、私がいないと美波困るでしょ?」


「由茉…。」


「大丈夫、すぐ戻れるよ。

今だけだよ。」


「由茉…そうだね。

一緒に日本に帰るんだもんね。


負けてられないね。」


ここには窓がない。

時間は8時をさしているけど…


「今は朝?」


「うん。

美波あのあと落ち着いて、ずっと寝てたよ。


先生もね、とりあえずは安定したって。

でも…心不全だから安心はできないって。」


「心不全、か…。」


だからあの呼吸困難…。


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