生きたい。
元気な由茉に。
由茉の手術からどのくらいたっただろう。
今は朝なのか、夜なのか
今日が何日なのか私にはもうわからない。
「美波、調子はどう?」
……………お母さん。
「あのね…」
私はもうしゃべるのも辛い。
なにもしていても苦しいんだ。
「無理してしゃべらなくていいのよ。」
お母さんはそういって微笑んだ。
「由茉ちゃん、今あってきたわ。
傷は痛むみたいだけど順調に回復してるわ。
今はまだだめだけど
ちゃんと美波のところに来るって。」
……………よかった。
由茉はもう大丈夫だよね…?
私はもう動くことも喋ることもできない。
ご飯すら食べられない。