愛しの姫
第二章

1 すべての始まり

ライラが16歳になったある日、突然隣国のグラッツィアが大群を引き連れ、押し寄せてきました。

城の秘密通路に隠されていたライラは、侍女のティナと護衛の者により、父である王と母である王妃は、殺され、一族も根絶やしになり、残る王家は自分一人だと知らされました。

そして、父王の最期の言葉を伝えられました。

「ライラ、生きろ!生きて幸せになれ!
これが、お前に残せる父と母の最期の言葉だ!どうかし・・あ・・わ・・せ・・に・・・」








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