世界を敵にまわしても
ヘアアレンジに凝ってる人や、可愛い鞄や靴を持ってる人、よくお手入れされたキレイな指先の人。




 みんな、それぞれ自分なりに考えて校則の範囲内で可愛くなれるようがんばっている。




今まで気づかなかったよ。私に足りなかったのは、こういうことだったんだね。




『きれいになりたい』
『かわいくなりたい』




この気持ちが、私には圧倒的に足りなかったんだ。



< 195 / 278 >

この作品をシェア

pagetop