世界を敵にまわしても
「えー!
ずるーい!
私もその場にいたかったよー!」



オレンジジュースを片手に叫ぶレイちゃんの隣でエミは手を振る。



「見なくていいよ!
全然、全くかっこよくないから!
性格も悪そうだったよ」




エミはまだこんなこと言っている。




さらに2人顔を見合わせ、



「それにしても、突き飛ばされて惚れるなんてね」



「リカってどM~!」



声を合わせて大笑いしている。


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