世界を敵にまわしても
翌日の昼休み。



3人でわざとらしくないよう、廊下で立ち話をするふりをしながらB組を覗き込んだ。




最初に視界に入って来たのは、6人くらいで盛り上がっている男の子のグループだった。




そして、その中で一番騒いでいるのはどう見てもあのノッポ君だ。



「あいつじゃない?
チョー背が高いあいつ。
てか、メッチャばか騒ぎしてない?
昨日と別人……」



驚きを隠せないのはエミも私も同じだ。


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