【短】嫌いは好きの裏返し






「桜川(さくらがわ)さーん、ちょっと来て」


隣のクラスの友達とあたしのクラスで、お弁当を食べていた昼休み。



今日もやって来た、真尋のファンの集団。


あたしは小さくため息を溢し、イスから立ち上がる。



「大丈夫なの?」


「大丈夫だよ、続き食べててね」


友達にそう一言伝え、扉の近くにいる真尋のファンの集団の元へ行くと、
ゾロゾロと歩き出したので着いていく。


着いた先はやっぱり体育館裏だった。




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