俺様富豪と甘く危険な恋 ハネムーン編
蓮の手が栞南の腰に置かれる。そこへ果物の皿を持ってダニエルがやってきた。
「ミズ・カンナ、お飲み物は何になさいますか?」
「果物だけでいいです」
ダニエルが持ってきてくれた皿の中は数種類の南国の果物が食べやすいように切られている。
栞南はパパイヤにフォークを刺して、蓮の口元へもっていく。
「はい。レン」
パパイヤが苦手な蓮だが、栞南がにっこり笑って差し出すので口を開けた。
(ミズ・カンナのためなら大変ですね)
ふたりを見ていたダニエルは笑いを堪えながら、室内へ入っていく。
「はい。もう一つ」
再びパパイヤを口元に差し出されて、蓮はちょっと躊躇ったのちパクリと口に入れてから、栞南の後頭部を自分の方へ引き寄せる。
引き寄せられた栞南の口にパパイヤが押し込められていた。
栞南は目を丸くして口の中に入ったパパイヤを咀嚼する。
「レン、私は自分で食べられるから、ちゃんと食べてね。次は……」
無邪気な笑顔の栞南はマンゴーをフォークで刺して、蓮に視線を向ける。
「これは私っ!」
蓮にいたずらっぽく笑った栞南はマンゴーをぱくりと口に入れた。
「ミズ・カンナ、お飲み物は何になさいますか?」
「果物だけでいいです」
ダニエルが持ってきてくれた皿の中は数種類の南国の果物が食べやすいように切られている。
栞南はパパイヤにフォークを刺して、蓮の口元へもっていく。
「はい。レン」
パパイヤが苦手な蓮だが、栞南がにっこり笑って差し出すので口を開けた。
(ミズ・カンナのためなら大変ですね)
ふたりを見ていたダニエルは笑いを堪えながら、室内へ入っていく。
「はい。もう一つ」
再びパパイヤを口元に差し出されて、蓮はちょっと躊躇ったのちパクリと口に入れてから、栞南の後頭部を自分の方へ引き寄せる。
引き寄せられた栞南の口にパパイヤが押し込められていた。
栞南は目を丸くして口の中に入ったパパイヤを咀嚼する。
「レン、私は自分で食べられるから、ちゃんと食べてね。次は……」
無邪気な笑顔の栞南はマンゴーをフォークで刺して、蓮に視線を向ける。
「これは私っ!」
蓮にいたずらっぽく笑った栞南はマンゴーをぱくりと口に入れた。