武士になりたい!
天子様の最期に山崎をやれなかったことが

悔やまれる


山崎と二人、御所の方角に向かって
手を合わせた


いつか、記憶が戻ったら


墓参りに連れて行かないと




「土方さん…今日は、一緒に寝ましょう」



風邪をひいて以来、俺の部屋で寝ている



「そうだな」



俺は、山崎を抱きしめた



「暖かいです」

「俺も」



山崎の額に口づけをして

目を瞑る


「なんだよ」


目を瞑っていてもわかるほど

ジロジロ見られていた


「/////なんでもないです」


照れるところか???


「言えよ」


「じゃあ聞きますよ!
…どこでしたの?」

「は?」

「だから!子作りですよ…まさか、ここじゃないでしょ?」


言わせるんじゃなかった…



「ここ」



他に浮かばなかった


「本当!?恥ずかしい~」


照れる姿が可愛い


顔を隠している手をのけ、口づけをした

首筋や胸元まで口づけをする


「思い出したか?」

「/////ひひえ」

「ちゃんと喋れよ」

「ちょっと心臓が大変です」


目が暗闇に慣れたので、もう一度


必死に口を抑えている姿も可愛い


調子に乗ると、こっちが辞められなくなりそうだ

妊婦だから、無理はいけねぇ


「どうだ?」

「///// んっ」


可愛い声出すな!!!


思い出したか?って聞きたかっただけだぞ


ヤバイ




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