武士になりたい!
【沖田総司】
巡察から戻り、土方さんの部屋の前
「るせぇ!俺は、おめぇのおかんじゃねぇ
主だ!それに、元恋仲だろ!」
土方さんの大きな声
烝と話しているというのは、わかる
「あかん……」
烝の声だ……
「こういうのは、恋仲とせな、あかん…」
「悪ぃ」
「ちゃんと治療してるから
心配せんで、ええからな!」
やっぱり、烝も土方さんもまだ
気持ちが残っているんだね
永倉君が教えてくれたもんね
烝は、選べないんだって…
僕は、烝の事を想っているだけでいい
僕は、それ程永くないだろうから
それにしても…気になる
治療…?って何?
しばらく立ち尽くしたが
報告の為、土方さんの部屋へ
烝は、もういなかった
報告が終わると
「総司は、体調どうだ?」
「おかげさまで、今日は、いいですよ」
は、って…?
「山崎がよ…」
怖い…
「僕のせいですか?」
土方さんは、首を傾げ腕組みをした
「聞いてたのか?」
「大きな声が、聞こえたから
……すみません」
「あのな……」
「烝の事だから、土方さんにも内緒にしてたんですね」
「ああ」
「僕は、烝を幸せに出来ません
烝に何があっても、看病することも…」
「また、弱気になってんじゃねえだろうな
山崎の事は、吉村が世話してくれてるみてぇだから、俺だって何もしてやれねえよ」
「そうですか…」
僕のせいで……
烝が労咳に……
巡察から戻り、土方さんの部屋の前
「るせぇ!俺は、おめぇのおかんじゃねぇ
主だ!それに、元恋仲だろ!」
土方さんの大きな声
烝と話しているというのは、わかる
「あかん……」
烝の声だ……
「こういうのは、恋仲とせな、あかん…」
「悪ぃ」
「ちゃんと治療してるから
心配せんで、ええからな!」
やっぱり、烝も土方さんもまだ
気持ちが残っているんだね
永倉君が教えてくれたもんね
烝は、選べないんだって…
僕は、烝の事を想っているだけでいい
僕は、それ程永くないだろうから
それにしても…気になる
治療…?って何?
しばらく立ち尽くしたが
報告の為、土方さんの部屋へ
烝は、もういなかった
報告が終わると
「総司は、体調どうだ?」
「おかげさまで、今日は、いいですよ」
は、って…?
「山崎がよ…」
怖い…
「僕のせいですか?」
土方さんは、首を傾げ腕組みをした
「聞いてたのか?」
「大きな声が、聞こえたから
……すみません」
「あのな……」
「烝の事だから、土方さんにも内緒にしてたんですね」
「ああ」
「僕は、烝を幸せに出来ません
烝に何があっても、看病することも…」
「また、弱気になってんじゃねえだろうな
山崎の事は、吉村が世話してくれてるみてぇだから、俺だって何もしてやれねえよ」
「そうですか…」
僕のせいで……
烝が労咳に……