武士になりたい!
溝
【沖田総司】
「ねぇ?山崎君の具合どう?」
僕の看病にきた吉村君に問う
「……何の事です?」
とぼけなくていいのに
「山崎君、労咳なんでしょ?」
「いいえ」
真顔で答える吉村君に嘘が感じられなくて
「だって!土方さんに内緒にしてて
怒られてたじゃない?」
「んー?怪我の事ですか?」
僕は、誤解をしたことに気がついた
「そうなのかな」
「最近、山崎さんが怒られたのは
怪我の事と寝坊したことくらいだと
思いますけど?」
「寝坊?」
「うたた寝して、門限破りしたんですよ
確か、看病代わるって話の時です
珍しいですよね…あんまり珍しいから
副長も許してくれたみたいで
そういえば…どうして俺を指名したんですか?」
勘違いとか言えないよね…
「何となく…」
「永倉さんと副長も気にしてましたね
この前、四人で風呂に入って
裸の付き合いしたんですよ!
まぁ、山崎さんはベラベラ喋る方でないので、大人しくしてましたけど」
「四人で風呂に…」
「楽しかったですよ!
沖田さんもどうです?」
「いや、僕は…」
「ねぇ?山崎君の具合どう?」
僕の看病にきた吉村君に問う
「……何の事です?」
とぼけなくていいのに
「山崎君、労咳なんでしょ?」
「いいえ」
真顔で答える吉村君に嘘が感じられなくて
「だって!土方さんに内緒にしてて
怒られてたじゃない?」
「んー?怪我の事ですか?」
僕は、誤解をしたことに気がついた
「そうなのかな」
「最近、山崎さんが怒られたのは
怪我の事と寝坊したことくらいだと
思いますけど?」
「寝坊?」
「うたた寝して、門限破りしたんですよ
確か、看病代わるって話の時です
珍しいですよね…あんまり珍しいから
副長も許してくれたみたいで
そういえば…どうして俺を指名したんですか?」
勘違いとか言えないよね…
「何となく…」
「永倉さんと副長も気にしてましたね
この前、四人で風呂に入って
裸の付き合いしたんですよ!
まぁ、山崎さんはベラベラ喋る方でないので、大人しくしてましたけど」
「四人で風呂に…」
「楽しかったですよ!
沖田さんもどうです?」
「いや、僕は…」