武士になりたい!
君菊がワイやとわかって
何度目かの宴
たまたま芹沢派がやってきたらしく
見事な酔いどれぶり
なんと!!
女の子を買うやのなんだのて
江戸の吉原と違って、わてらは
体は売らん
知っていて暴れてるやなんて
クソ意地悪いやっちゃ!!!
それも店の廊下で…
近藤局長が、なんやかんやと丸め
部屋に入れた
それでも、暴れ新造の子に暴言を吐き
仕舞には、手をあげようとした
キッと睨み、新造を隠すように前に立った
「小さい子を怖がらせんとって下さい」
「うえええーん!」
泣いて、わてにしがみつく新造に
あっち行けと手で指示する
パタパタと深雪に駆け寄り抱きつく
「儂に恥を掻かせる気か?」
「恥くらい!なんぼでもかいたらええやないの!子供泣かせて、情けないことや!
そないに飲まな、女子の相手もでけへんのどすか?」
「貴様!!」
芹沢の隣にいた新見が、抜刀した
それを芹沢が止めた
「気の強い女だ… お前のような女は
嫌いじゃない… 名前は?」
「君菊どす」
芹沢が右手を出した
スッ
へ?
後ろに引っ張られた
「芹沢さん…悪いな
コイツは、俺の女だ!」
どうも…土方副長に後ろから抱きしめられてるらしい
「……」
少し黙った芹沢が
「自分の女だと言うのなら…
体調不良くらい見抜いてやれ…」
優しく言って、右手をオデコに当ててきた
冷やっこい手や
チュッ
手の冷たさに、目を瞑った瞬間
口づけされた
なんなん? この状況…
「お大事に」
そう言って、右手の親指で
唇をなぞられた
何度目かの宴
たまたま芹沢派がやってきたらしく
見事な酔いどれぶり
なんと!!
女の子を買うやのなんだのて
江戸の吉原と違って、わてらは
体は売らん
知っていて暴れてるやなんて
クソ意地悪いやっちゃ!!!
それも店の廊下で…
近藤局長が、なんやかんやと丸め
部屋に入れた
それでも、暴れ新造の子に暴言を吐き
仕舞には、手をあげようとした
キッと睨み、新造を隠すように前に立った
「小さい子を怖がらせんとって下さい」
「うえええーん!」
泣いて、わてにしがみつく新造に
あっち行けと手で指示する
パタパタと深雪に駆け寄り抱きつく
「儂に恥を掻かせる気か?」
「恥くらい!なんぼでもかいたらええやないの!子供泣かせて、情けないことや!
そないに飲まな、女子の相手もでけへんのどすか?」
「貴様!!」
芹沢の隣にいた新見が、抜刀した
それを芹沢が止めた
「気の強い女だ… お前のような女は
嫌いじゃない… 名前は?」
「君菊どす」
芹沢が右手を出した
スッ
へ?
後ろに引っ張られた
「芹沢さん…悪いな
コイツは、俺の女だ!」
どうも…土方副長に後ろから抱きしめられてるらしい
「……」
少し黙った芹沢が
「自分の女だと言うのなら…
体調不良くらい見抜いてやれ…」
優しく言って、右手をオデコに当ててきた
冷やっこい手や
チュッ
手の冷たさに、目を瞑った瞬間
口づけされた
なんなん? この状況…
「お大事に」
そう言って、右手の親指で
唇をなぞられた