武士になりたい!
悪夢のようや
仲間が次々に死んだ
治療もしてやれず
亡骸も拾えず
これが、戦なんやな…
「大丈夫か?」
斎藤が声を掛けてきた
「たくさん仲間を失ったなって…
すまん……斎藤こそ、大丈夫?」
戦線に出て、自分の隊士を失った斎藤に
弱音を吐くなんて
「俺は、大丈夫だ」
幹部が集められた
御旗は、副長もワイも予想外だった
「大阪の慶喜様のところへ行こう」
御旗を見てしまった以上
勝手に戦えない
大阪……
総ちゃんに、会える
防衛に徹して、こちらからは
攻撃をしない
それで、京を出るまで凌ぐこととする
翌日
戦況を確認に行くと
只三郎が重症とのこと
一目会いたいが…
副長に報告しないと
京を出る支度が整ったところだった
もしも
報告すれば、残って戦うと言うかも
「さぁ 出発だ」
副長や幹部らは、先に隊士を行かせて
後を守るように歩く
その後ろ姿を見ていた
足が… 動かない
もう、ついていけない
胸が痛み
呼吸が出来ない
視界が歪むのは、涙のせいだな……
仲間が次々に死んだ
治療もしてやれず
亡骸も拾えず
これが、戦なんやな…
「大丈夫か?」
斎藤が声を掛けてきた
「たくさん仲間を失ったなって…
すまん……斎藤こそ、大丈夫?」
戦線に出て、自分の隊士を失った斎藤に
弱音を吐くなんて
「俺は、大丈夫だ」
幹部が集められた
御旗は、副長もワイも予想外だった
「大阪の慶喜様のところへ行こう」
御旗を見てしまった以上
勝手に戦えない
大阪……
総ちゃんに、会える
防衛に徹して、こちらからは
攻撃をしない
それで、京を出るまで凌ぐこととする
翌日
戦況を確認に行くと
只三郎が重症とのこと
一目会いたいが…
副長に報告しないと
京を出る支度が整ったところだった
もしも
報告すれば、残って戦うと言うかも
「さぁ 出発だ」
副長や幹部らは、先に隊士を行かせて
後を守るように歩く
その後ろ姿を見ていた
足が… 動かない
もう、ついていけない
胸が痛み
呼吸が出来ない
視界が歪むのは、涙のせいだな……