武士になりたい!
水葬の前に
近藤さんが弔辞を述べ
皆、別れの言葉を述べた
知らないことがたくさんあった
俺の気づかない所をすべて
山崎が補ってくれていた
今になって、知ったところで
礼も言えねえ
「実は……京を出る前に山崎から
頼まれていました
佐々木さんが重症とのことで
その知らせをすれば、副長は
京で戦うと言うだろうから
船に乗ったら伝えてほしいと……」
守られっぱなしじゃねえかよ
「ばかやろう……」
総司は、泣きながら笑うという
器用な顔をしていた
俺だって笑って送りてえよ
泣いて泣きすぎて
山崎すらよく見えない
「ご苦労だった
お前は、誰がなんと言おうと
立派な武士だ!!!
新選組の仲間として、お前の主として
俺は、誇らしい!!!」
もう、追われることもない
屋根裏で、怯えて
風邪をひくこともない
さよなら 山崎
近藤さんが弔辞を述べ
皆、別れの言葉を述べた
知らないことがたくさんあった
俺の気づかない所をすべて
山崎が補ってくれていた
今になって、知ったところで
礼も言えねえ
「実は……京を出る前に山崎から
頼まれていました
佐々木さんが重症とのことで
その知らせをすれば、副長は
京で戦うと言うだろうから
船に乗ったら伝えてほしいと……」
守られっぱなしじゃねえかよ
「ばかやろう……」
総司は、泣きながら笑うという
器用な顔をしていた
俺だって笑って送りてえよ
泣いて泣きすぎて
山崎すらよく見えない
「ご苦労だった
お前は、誰がなんと言おうと
立派な武士だ!!!
新選組の仲間として、お前の主として
俺は、誇らしい!!!」
もう、追われることもない
屋根裏で、怯えて
風邪をひくこともない
さよなら 山崎