武士になりたい!
【沖田総司】



「大丈夫!?君のこと嫌いなんだけど…
そんなに、弱られたら…調子狂うね…」

「うるさい女顔!っっっくしゅん!」


宴で舞を披露する方を警護するように

と、の命を受け、来てみたら

フラフラの山崎君…


「だぁ~なんで、断らなかったんだよ!」


土方さんは、心配なんでしょうが…その言い方は、酷い


「大丈夫!どおにかなります!」


僕の目にも、熱があることがわかる

どうしてそんなに無理するんだろう…



「謝礼なんて気にするな!休め!」

「いいえ!少なくても貴重な収入や!
お二人がいてるんやったら、なんや…安心
しましたから!頑張ります!」



謝礼って…… 組の為…?? 



「馬鹿じゃないの?」

「馬鹿でもええねん…」



ズルズルと鼻をすすり、言った山崎君が
ほんの少しさみしそうに見えたのは
気のせいじゃないはず


「沖田?なんやったら、沖田が代わりになるか?別嬪やろなぁ~」 


僕の両頬をつまみ、意地悪な言い方

「僕は、女顔じゃないから!!
山崎君と一緒にしないで下さい!!ふん」


ちょっと心配してあげたのに!!!

やっぱり!嫌い!!


山崎君の手を除けて、ぷんぷんしながら

前を歩く


クスクスと笑い声が聞こえて


本当、馬鹿にされてる!!



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