武士になりたい!
幹部の皆さんは、よく話し掛けてくれる


最初は、気をつかわれてるんやと思ってた

今は、なんやろ?


じゃれつかれてるっていうか…


ここに居たはず

せやけど…

幹部さんらと話をするのは、新鮮やな



それに、最近思い出した


「副長さん!書類たまってまっせ?」

「わぁーってるよ!」


土方副長は、からかうと楽しい



「クスクス 副長さんって、怖い顔の割に
怒りまへんな?
わぁって言ってても、声の割に
怒りは感じまへん!
優しねんな!?」


ニコニコしながら、副長さんの顔を覗く


「外で遊べ!」

「子供ちゃうし!!」

「なら、ガキみたいに人の部屋に来て
遊んでんじゃねぇ!!」

「むぅ~ちょっとくらいええやん!」

「書類がたまってんだ!!」

「毎日のことやん」

「ちったぁ警戒しろ!俺も男だっつーの」

「女には、見えへんな」

「だぁーーーっるせぇ!!」

「うるさいんは、副長さんやん
はぁ~山南副長さんとこ行こ!」


グイッ


へい?


「静かに座ってろ…」


立とうとすると手を引かれ

再びストンと座る


???


「もしかして…さみしなったん?」


「るせぇなぁ!!黙って座っとけよ!!」


「ほな、繕い物とってくる!!」


なんや、さみしいなら言ってくれたらええのになぁ~


副長さんも可愛いとこあるな!









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