武士になりたい!
追われる忍び
【土方歳三】
山崎がここでしていた生活
それを総司が教えてくれた
俺が使っていいと言った物置が
使われていなかった
違和感なく少し奥行きがないその物置の
裏側に一畳程の着替えをする為の空間を
作っていた
「せまっ」
皆も驚いていた
「潜入するときここに連れてこられて
僕も驚きました
どこで寝てると思います?」
「ここじゃないのか?」
「屋根裏です
近藤さん 山南さん 土方さんの部屋の真ん中あたりに柱があるそうで
そこに背中を預けて目を閉じるそうです
寒がりなクセに…すぐに動けるように
布団は、着ないそうです」
総司の話を聞くたび
皆が困惑した
「僕は、男だけど
山崎君と同じ生活を
一週間だって出来ません
体調が悪くても…
組の収入になるならと
無理したり
自分を犠牲にしてまで、誰かの為に
何かしようとしたこともありません
すごくないですか?
なれると思います
山崎君は、武士になれると思います!!」
主君なのに、一番そばにいたのに
山崎の事を何も知ろうとしてこなかった
山崎が総司を選んだ理由が納得だ
嫌いだとか言ってたけど
総司は、ほどよい距離から
山崎の支えになっていた
恋仲
認めるしかねぇな…
山崎がここでしていた生活
それを総司が教えてくれた
俺が使っていいと言った物置が
使われていなかった
違和感なく少し奥行きがないその物置の
裏側に一畳程の着替えをする為の空間を
作っていた
「せまっ」
皆も驚いていた
「潜入するときここに連れてこられて
僕も驚きました
どこで寝てると思います?」
「ここじゃないのか?」
「屋根裏です
近藤さん 山南さん 土方さんの部屋の真ん中あたりに柱があるそうで
そこに背中を預けて目を閉じるそうです
寒がりなクセに…すぐに動けるように
布団は、着ないそうです」
総司の話を聞くたび
皆が困惑した
「僕は、男だけど
山崎君と同じ生活を
一週間だって出来ません
体調が悪くても…
組の収入になるならと
無理したり
自分を犠牲にしてまで、誰かの為に
何かしようとしたこともありません
すごくないですか?
なれると思います
山崎君は、武士になれると思います!!」
主君なのに、一番そばにいたのに
山崎の事を何も知ろうとしてこなかった
山崎が総司を選んだ理由が納得だ
嫌いだとか言ってたけど
総司は、ほどよい距離から
山崎の支えになっていた
恋仲
認めるしかねぇな…