武士になりたい!
ドクン ドクン ドクン …
音が出るほどガクガクと震える
いつの間にか、新選組の皆が到着していて
ワイの様子に驚きと心配をしてくれていた
それは、ちゃんとわかっていても
皆の声が一切入ってこなかった
「こんといて!!やや…」
なんやねん…
目の前の景色がパチパチ変わる
皆が近づく度に後ろに下がり
ついに背中に壁の感触
これは、過去の記憶?
「なんで…」
過去の自分が喋っている
「信じてたのに…」
「なんで… 」
え……
記憶の中で目の前にいる
ワイを裏切った男
長州で唯一、顔を見られた男がいた事は
なんとなく覚えていた
誰かわからんから
逃げようがないと思ってたのに
それは
君ちゃんやった
「なんで…」
全部 思い出した…
何もかも
菊の父親が誰かも…
だとしたら…
「なんで… 菊を殺したんや…」
記憶の中ではなく、新選組の皆と
ワイを心配するふりをする
目の前にいる君ちゃんに言った
「やっとお目覚めか?
十年以上かかるとはな?」
皆が君ちゃんに刀を向けた
「全部…嘘やったんやな?
信じてたのに…なんで…」
「菊がわての子やったら
あのまま、三人でコソコソ暮らしても
よかったんやけどな
菊の父親…誰や?」
「冥土の土産に教えたる……主や」
「なるほど…」
君ちゃんは、手にしていたクナイを構えた
そして、自ら首を掻き切った
ワイは、壁に背中を預け座り込んだ
音が出るほどガクガクと震える
いつの間にか、新選組の皆が到着していて
ワイの様子に驚きと心配をしてくれていた
それは、ちゃんとわかっていても
皆の声が一切入ってこなかった
「こんといて!!やや…」
なんやねん…
目の前の景色がパチパチ変わる
皆が近づく度に後ろに下がり
ついに背中に壁の感触
これは、過去の記憶?
「なんで…」
過去の自分が喋っている
「信じてたのに…」
「なんで… 」
え……
記憶の中で目の前にいる
ワイを裏切った男
長州で唯一、顔を見られた男がいた事は
なんとなく覚えていた
誰かわからんから
逃げようがないと思ってたのに
それは
君ちゃんやった
「なんで…」
全部 思い出した…
何もかも
菊の父親が誰かも…
だとしたら…
「なんで… 菊を殺したんや…」
記憶の中ではなく、新選組の皆と
ワイを心配するふりをする
目の前にいる君ちゃんに言った
「やっとお目覚めか?
十年以上かかるとはな?」
皆が君ちゃんに刀を向けた
「全部…嘘やったんやな?
信じてたのに…なんで…」
「菊がわての子やったら
あのまま、三人でコソコソ暮らしても
よかったんやけどな
菊の父親…誰や?」
「冥土の土産に教えたる……主や」
「なるほど…」
君ちゃんは、手にしていたクナイを構えた
そして、自ら首を掻き切った
ワイは、壁に背中を預け座り込んだ