武士になりたい!
翌朝
目覚めた烝は、繋がれた僕の手を
ポンとはね除けた
「おはよう」
「……」
「僕がわかる?」
「……」
そっか……
また……
「僕、沖田総司です」
「……」
烝の警戒心は、凄かった
そりゃあ、見知らぬ男が隣で寝ていたわけだから、仕方ないと思うけど
この日は一日誰とも話をしなかった
烝は、僕から布団を思いっきり離して
寝るようになった
だけど、相部屋のまま
ひとつき程すると
やっぱり、山南さんのところが落ち着くらしく
いつも、お茶を飲んでいた
今日は、僕も一緒にお茶を飲んでいた
「それにしても…
どうしたんです?これ」
「ほら、屯所の移転
僕は、荷物が多いから今から片付けているんだよ」
屯所の移転で、意見が割れ
少し揉めている
移転することには賛成だが、山南さんは
移転先に伊東さんが提案した場所に反対した
「たくさん本がありますねぇ」
「二人とも手伝ってくれると助かるなぁ」
「いいですよ」
不思議と烝も手伝ってくれた
烝の声
聞きたいなぁ
目覚めた烝は、繋がれた僕の手を
ポンとはね除けた
「おはよう」
「……」
「僕がわかる?」
「……」
そっか……
また……
「僕、沖田総司です」
「……」
烝の警戒心は、凄かった
そりゃあ、見知らぬ男が隣で寝ていたわけだから、仕方ないと思うけど
この日は一日誰とも話をしなかった
烝は、僕から布団を思いっきり離して
寝るようになった
だけど、相部屋のまま
ひとつき程すると
やっぱり、山南さんのところが落ち着くらしく
いつも、お茶を飲んでいた
今日は、僕も一緒にお茶を飲んでいた
「それにしても…
どうしたんです?これ」
「ほら、屯所の移転
僕は、荷物が多いから今から片付けているんだよ」
屯所の移転で、意見が割れ
少し揉めている
移転することには賛成だが、山南さんは
移転先に伊東さんが提案した場所に反対した
「たくさん本がありますねぇ」
「二人とも手伝ってくれると助かるなぁ」
「いいですよ」
不思議と烝も手伝ってくれた
烝の声
聞きたいなぁ