夜の連続ホラー小説_マイのこと
期末試験も終わって

あとは夏休みを待つだけの

学校全体がふわふわしている

時期だった。



授業中も

休み時間も

放課後も

どこかみんな

心ここにあらずで

夏休みに思いをはせてる

ようだった。



この日の放課後。



マイもどこか浮かれていたのか

バレー部の部室につき

部活の準備をしている時に

スマホを教室に忘れてきてしまった

ことに気づいた。



わたしも浮かれているなぁ…



そう感じながら

新校舎の二階にある

自分のクラスへと

向かっていった。
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