初恋物語
「別に何もねぇよ。それより、なんで知ってんの?」
「えっ、あ、えーっとぉー...。あ、り、凛から聞いたのっ!」
は?!私を巻き込まないでくれ!
「ちょ、チカ!いってないじゃん」
「凛ー。そういうのやめろよー。俺が困るだろ」
「ご、ごめん」
唯人を困らせてしまった。
「なーんて。冗談。」
「ちょっ!唯人!!」
冗談、といって、笑って教室をでた。
あの笑顔、私は好きじゃなかった。あの時みたいにはもう笑ってくれないのだろうか。
その笑顔が最高なのにな...。
*
「お願いですっ!外出許可をください!」
医者に必死に訴えてる結依子。
「ダメですよ。まだ復活してないでしょう」
必死に断る。他のナースも周りについていた。
凛は、結依子の病室に来ていた。ベッドには結依子の姿がなかった。
「あれ...結依子さん..?」
病院内を探し回った。唯人が届けて欲しいものがあるといったのだ。
あいにく、ここには唯人が来れなかったため、代わりに凛がもってきた。
診断室で結依子の姿を発見した。
「あ、結依子さ...」
入ろうと思った次の瞬間、結依子は泣き崩れていた。
「なんども言ってるでしょう。あなたはもう、元気に動くことはできないんですよ?それぐらい分かってもらえますか...?」
「でもっ、でもっ...。唯人は、ピクニックを楽しみにしてるんですよ...」
「なんでそんな約束、したんですか」
(...結依子さん、ピクニックいけないの...?)
凛は、その話を聞いた瞬間、病室の外で泣いていた。
「とにかく、一回でかけたら、もう外出は出来ないとおもってください。これが最後ですよ」
「はい...。ありがとうございます」
結依子は泣いたまま、病室へ静かに戻った。
凛がいたことは、気づいてなかった。
「えっ、あ、えーっとぉー...。あ、り、凛から聞いたのっ!」
は?!私を巻き込まないでくれ!
「ちょ、チカ!いってないじゃん」
「凛ー。そういうのやめろよー。俺が困るだろ」
「ご、ごめん」
唯人を困らせてしまった。
「なーんて。冗談。」
「ちょっ!唯人!!」
冗談、といって、笑って教室をでた。
あの笑顔、私は好きじゃなかった。あの時みたいにはもう笑ってくれないのだろうか。
その笑顔が最高なのにな...。
*
「お願いですっ!外出許可をください!」
医者に必死に訴えてる結依子。
「ダメですよ。まだ復活してないでしょう」
必死に断る。他のナースも周りについていた。
凛は、結依子の病室に来ていた。ベッドには結依子の姿がなかった。
「あれ...結依子さん..?」
病院内を探し回った。唯人が届けて欲しいものがあるといったのだ。
あいにく、ここには唯人が来れなかったため、代わりに凛がもってきた。
診断室で結依子の姿を発見した。
「あ、結依子さ...」
入ろうと思った次の瞬間、結依子は泣き崩れていた。
「なんども言ってるでしょう。あなたはもう、元気に動くことはできないんですよ?それぐらい分かってもらえますか...?」
「でもっ、でもっ...。唯人は、ピクニックを楽しみにしてるんですよ...」
「なんでそんな約束、したんですか」
(...結依子さん、ピクニックいけないの...?)
凛は、その話を聞いた瞬間、病室の外で泣いていた。
「とにかく、一回でかけたら、もう外出は出来ないとおもってください。これが最後ですよ」
「はい...。ありがとうございます」
結依子は泣いたまま、病室へ静かに戻った。
凛がいたことは、気づいてなかった。