いかないで
ふぅー。クラスもなれたけどやっぱり疲れる。
へとへとのまま家に帰る。
「ただいまー」
「おかえり」
少し遅れて朔がかえす。こういうのいいな。家に誰かいるって。
「つーがーれーだぁー」
「おつかれさま。もうなれた?」
答える元気もなくうなずく。
家中いいにおいがする。今日の夕飯なんだろ・・・。
朔がきてくれたから毎日手料理。
お弁当まで朔が作ってるし。
どこぞのメイドだ。お前は。
私の女子力のなさが目立つ。