いかないで


「いってらっしゃい」


とっさにでた言葉にびっくりする。

人と関わらないようにしてたのになぜだか朔とは自分から関わろうとしてしまう。



「っ!いってきます」



にこっと笑った君はすごく綺麗で・・・。
君の世界はきっと楽しいものに溢れているんだろう。


「また明日ね!明日休日だし朝からくるからね」


また明日も来てくれるのか。

なんだろうなこの背中に電流がはしるようなかんじ。



むずむずする。



朔の言葉に嬉しくなった自分がいた。

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