いかないで
ー朔sideー
いまにも壊れそうな顔をしてた。
病室からでたけどでなければよかった。
あんな状態の彩羽をひとりにするなんて。
自分の弱さを痛感した。
こんな俺に彩羽をなんとかしようなんて
無理だったのかな。
「おぉ・・・朔!なにがあった!?」
理事長・・・彩羽の叔父さん・・・。
俺を見て微笑む。笑っているけどその顔は悲しそうな・・・。
俺はお世話になった人をこんな顔にさせてしまった。
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