いかないで

お父さんが寝てから少し経つと


お父さんとの終わりを告げる音がなった・・・。


その日から何日も泣き続けた。



大好きだったのに・・・。



あの抱きしめられた時の体温が忘れたくなくて何度も自分を抱きしめる。


ぼろぼろの私の隣には宗がいてくれるのが安らぎだった。


どんなに泣いても受け止めてくれる。


だから何日も何日も泣いた。


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