不器用な2人の甘いバレンタイン
「はぁ~やっと奈々が告白する気になったか~。長かったなあ...」

「い、いやっ、私はべつに告白なんてっ」

私が狼狽えていると、急に頭に重みを感じた。

「なに?何の話?」

「けっ、圭太!?」

何故圭太がここにっ!?

「ね、ねえ...今の話聞いてた?」

私が何故こんなに慌てているかというと、何を隠そう、この佐々木圭太が、私の3年間想っている人だからだ。
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