究極のお一人様〜ソロウェディングはお断り〜
それなのに修吾の来る気配は感じられない。そんなとき、トントンと肩を叩かれた。
修吾だと思って振り返ると、そこに立っていたのは全然知らない人。
「さっきからずっとここにいるけれど誰か、待ってるの?」
「・・・はい」
少し、小太りのその男はニヤニヤ不敵な笑みを浮かべて私に話しかけてきた。あまり相手にしたくない。気持ちが悪い。
「誰を待ってるの?そうだ、僕が中に入れてあげようか?そして一緒に待っててあげるよ」
いいですと断る私の制止も無視して強引に腕を掴み、グイグイとマンションの中に入ろうとする男。やだ、気持ち悪い。連れて行かれる。
早く、来てよ。修吾。
「・・・なんで、こんなところにいるんだよ。ちょっとすみませんけど、この人俺の連れなんで離してもらえませんか?」
こんなときに限って他に人はいない。力も強いし、振り払ってもビクともしない。よく、こういうときは大声を出せと言われるけど恐怖のあまり声も出せない。
でも、来てくれた。腕を引っ張る男の腕を掴んで私の手を修吾が離してくれた。
「何、するんだよ。僕はこの人が困っていたから・・・」
「それはどうもありがとうございます。もう俺がついてますんでお気になさらずに」
修吾だと思って振り返ると、そこに立っていたのは全然知らない人。
「さっきからずっとここにいるけれど誰か、待ってるの?」
「・・・はい」
少し、小太りのその男はニヤニヤ不敵な笑みを浮かべて私に話しかけてきた。あまり相手にしたくない。気持ちが悪い。
「誰を待ってるの?そうだ、僕が中に入れてあげようか?そして一緒に待っててあげるよ」
いいですと断る私の制止も無視して強引に腕を掴み、グイグイとマンションの中に入ろうとする男。やだ、気持ち悪い。連れて行かれる。
早く、来てよ。修吾。
「・・・なんで、こんなところにいるんだよ。ちょっとすみませんけど、この人俺の連れなんで離してもらえませんか?」
こんなときに限って他に人はいない。力も強いし、振り払ってもビクともしない。よく、こういうときは大声を出せと言われるけど恐怖のあまり声も出せない。
でも、来てくれた。腕を引っ張る男の腕を掴んで私の手を修吾が離してくれた。
「何、するんだよ。僕はこの人が困っていたから・・・」
「それはどうもありがとうございます。もう俺がついてますんでお気になさらずに」