究極のお一人様〜ソロウェディングはお断り〜
昔は一緒に行きたくなかった。学校帰りに制服を着て楽しそうに笑う修吾の隣で歌う自信なんてなかったから。
私にとって制服は二人の年の差を感じさせられる。
制服姿の修吾の隣にいると自分がとても年上に思えてきてそれが嫌で学校帰りにカラオケに誘われても行かなかった。
さすがに休日にカラオケに行くような仲でもなかったしね。
ここしか空いてないと指定された部屋は2人がけのソファがポンと置いてあって大きなテレビがある一番狭い部屋。
隣同士に座らなくちゃいけないし、ちょっと動いただけで触れ合う距離。
妙な照れくささを感じつつもそれを見せないようにソファに座ると修吾も渋々腰を下ろした。
「さあ、何歌う?どんどん歌って」
「なんで、俺が歌わなきゃいけないんですか。俺、歌いませんよ」
「なんでよー私、修吾の歌が聞きたいの。賢から上手いって聞いてたんだからね。ほら、これ歌って」
トンと触れ合う肘。落ち着け、相手は修吾。見た目は違うかもしれないけれどあのワンコ男子だ。
とはいえ、二人カラオケも久々ながら異性とこんな密室で過ごすことも久しぶり過ぎて、ちょっと緊張する。
左隣はあえて見ないようにして履歴から適当にも曲を選んで入れてそっとマイクを横にズラした。
私にとって制服は二人の年の差を感じさせられる。
制服姿の修吾の隣にいると自分がとても年上に思えてきてそれが嫌で学校帰りにカラオケに誘われても行かなかった。
さすがに休日にカラオケに行くような仲でもなかったしね。
ここしか空いてないと指定された部屋は2人がけのソファがポンと置いてあって大きなテレビがある一番狭い部屋。
隣同士に座らなくちゃいけないし、ちょっと動いただけで触れ合う距離。
妙な照れくささを感じつつもそれを見せないようにソファに座ると修吾も渋々腰を下ろした。
「さあ、何歌う?どんどん歌って」
「なんで、俺が歌わなきゃいけないんですか。俺、歌いませんよ」
「なんでよー私、修吾の歌が聞きたいの。賢から上手いって聞いてたんだからね。ほら、これ歌って」
トンと触れ合う肘。落ち着け、相手は修吾。見た目は違うかもしれないけれどあのワンコ男子だ。
とはいえ、二人カラオケも久々ながら異性とこんな密室で過ごすことも久しぶり過ぎて、ちょっと緊張する。
左隣はあえて見ないようにして履歴から適当にも曲を選んで入れてそっとマイクを横にズラした。