究極のお一人様〜ソロウェディングはお断り〜
無表情キャラはどこいった?お酒が入るとワンコに戻るのかこの男は。
さっきから私の話を聞いているのかまったくわからない。手だって離せって言っているのに離すどころか撫で始めた。
だから恥ずかしいって言ってるでしょ。
「彼氏のふりじゃなくて、彼氏。ふりだったらあなたのお友達に会ったら終了かもしれない。じゃなくてちゃんと付き合いましょうってこと。もしかしたらそこでまた俺の気持ちが再燃するかもしれないし、あなたが俺を今度こそ好きになってくれるかもしれない。ねっ、雅ちゃん」
「何なのよ、あんた。さっきから敬語キャラに戻っだかと思ったら急に雅ちゃんなんて言うし。それに頬、撫でるのやめてって言ってるでしょ」
「いや、どっちがタイプか探ってるんです。あなたの反応を見ながら。こんなに楽しい再会になるなんて思わなかったんで」
「か、からかわないで」
可愛いとクスクスと笑いながら頬から手を離し、修吾はゆっくりと体を起こすと今度は私を逃がさないように肩を掴んで顔を近づけてきた。
今度はちゃんと修吾の顔が近づいてくるのが見える。そして、二人の距離がゼロになる瞬間に私は瞳を閉じた。
さっきから私の話を聞いているのかまったくわからない。手だって離せって言っているのに離すどころか撫で始めた。
だから恥ずかしいって言ってるでしょ。
「彼氏のふりじゃなくて、彼氏。ふりだったらあなたのお友達に会ったら終了かもしれない。じゃなくてちゃんと付き合いましょうってこと。もしかしたらそこでまた俺の気持ちが再燃するかもしれないし、あなたが俺を今度こそ好きになってくれるかもしれない。ねっ、雅ちゃん」
「何なのよ、あんた。さっきから敬語キャラに戻っだかと思ったら急に雅ちゃんなんて言うし。それに頬、撫でるのやめてって言ってるでしょ」
「いや、どっちがタイプか探ってるんです。あなたの反応を見ながら。こんなに楽しい再会になるなんて思わなかったんで」
「か、からかわないで」
可愛いとクスクスと笑いながら頬から手を離し、修吾はゆっくりと体を起こすと今度は私を逃がさないように肩を掴んで顔を近づけてきた。
今度はちゃんと修吾の顔が近づいてくるのが見える。そして、二人の距離がゼロになる瞬間に私は瞳を閉じた。