ノーカウント



ビールを買って


家に着けば暇である。


こんな時間があると考えてしまうのは

新田。


勝手に帰ったこと怒るかな?



なんてね。



学生時代から彼が怒ってるとこなんて

見たことない。




「連絡入れたしいーよね。」


ここまできて、ふと我にかえる。



なんでプライベートまであいつのこと考えなきゃいけないのよ。



馬鹿馬鹿しい。


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