ノーカウント


彼はいつも通り、あの丁寧なキスから始める。


なんかいつもより熱い?

いや、熱いのは彼じゃない。私だ。


熱を帯びていく身体。


あ、思った以上に辛いかも。


キスは私の心にロックをしている鍵を

いとも簡単に開けてしまいそう。


ゲームなのに。

やばい。私の気持ちが違うだけで


こんなに変わるんだ。


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