ノーカウント


行為は驚くぐらい、心地よく。

そして呆気なく終わった。


「先輩。今日、激しかったっすね。」


ベッドの中。彼は私を抱きしめながら

ニヤリと笑う。


「っ!」

こいつは人の変化にすぐ気づく。


本当、嫌な奴。


「だから、気まぐれよ。」


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