ノーカウント


彼は私の気持ちを確信してるの?

それとも、いつもの冗談?


どっちにしろ、どう対応するのかわからない。


良かったのは、後ろから抱きしめられていて

私の表情が彼には見えないこと。


「冗談やめてよ。」

彼を見なければ、強がりなんて簡単だ。


そんな私の考えは彼にバレていた。



「先輩。こっち向いてよ。」

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