ノーカウント


彼はおもむろにに携帯でそのゲイいとこ??に電話をかけている。


私の頭はパニック状態である。


「あいつ、今ゲイバーで仕事中みたいなんで
代わって下さい。」

 
そして通話中のまま、その携帯を私につきだす。


少し緊張しながら その携帯を耳にあてた。



『ちょっとー。あんた私をダイの浮気相手だって思ってたんだってー?

女に見間違えちゃったなら、それはアタシが女より女らしさがあったってことね☆
でもあんたねー.......』ブチッ!!!!



こ、これ以上聞いてらんない!


だって私、何年間?

新田君を裏切り者として見てた?


「ごめん。」

真剣に謝る私と、ケタケタ笑う新田君。


「これで誤解がとけましたね?先輩。」


「私。本当に。ごめんなさい。」


ケバい女の人だったことは覚えてるけど
あれが男だったなんて。


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