ノーカウント



もうすぐ彼の家。



「はぁ。はぁ。」


この曲がり角を曲がれば。


キュッ


「だいー。今日は寂しい私の相手してくれてありがとう。」


そこで私が見た光景は。


「別に。俺も寂しかったから。
また来いよ?」


「当たり前!また相手してね。」


彼の家から年上らしいケバい女が出て行くとこだった。



なんで?


私がドタキャンしなければ

こんなことにはならなかった?


私が手をつないだり、キスしたりするのも拒むから?




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