ノーカウント



「あれ?奈美さん。

どーしたんですか?」


しばらくして彼は私の存在に気づく。


私が見てないと思ってる?


私が今のこと忘れれば


まだ彼と付き合っていられる?


「風邪ひきますよ

部屋きます?」


「_____ぃで。」


「ぇ?」



「私に触らないで。」


いや、無理だ。


こんなこと忘れられない。

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